○fast . 欲張りをひとくち

愛欲は朝日に微睡む / 背徳と更けゆく夜長 / 綻びに寄り添う贖罪 / 遅咲きの花は横恋慕 / 愛がおぼえた終焉は / 君と私を結ぶかおり

○second . 忘却を搦めとる灯り

祝福は青にはじける / 花びらがかたるゆめ / 祈りは爛れ溶け合う / 欲望さえも飲み込む / 虹彩に隠したい熱情/ 白夜に千の色をたせ

○third . 眼差しひとつで追いつめる

二の足は踏ませないで / 「またねは呪いですよ」/ 運命までひと押し / 満たされ上手ね / 心の内は脆い / 華はかすみ / 愛の獣性

○fourth . 革命前夜のイントロ

繰り返す渦にのまれては浮かび上がる泡沫のように、生まれては消えていく。

この名付けようのない時間はいつか終わってしまう。

○fifth . moratorium

誰かの模造品でしかない今から目を逸らして、ただやり過ごしているだけだったね。
幸せの猶予 / お目々はガラス玉 / 泥だらけの理想 / 夢なんかおいしくない / おんなじ小指で結んだことも忘れちゃった / 運命はいたずらに交わらない / あさましいだけの美徳 / 愛はチョコレートのかたちをしてる

○sixth . 「夜のせいにしてあげる」

欲は食いもの / よくある流れじゃ犬も食わない / 踊らされないふたり / きみを乱すほむらでありたい / ほころぶ心音 / 踊らされたいふたり / 欲望にまかせたい

朝を背にきみを抱きしめていた。うつむいた夜にこぼれた欲はとめどなく、どうしようもないほど熱を欲していたから。